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信州長野の旅と歴史
信州の旅        岡谷市

旧林家住宅(シルクの館)
きゅうはやしけじゅうたく(しるくのやかた)
長野県岡谷市御倉町2−20
Tel 0266-22-2330


 旧林家住宅は明治9年(1876)に天竜製糸所として創業した一山カ(いちやまか)林製糸所の初代社長・林国蔵の旧住宅です。林国蔵は明治の岡谷の製紙業草創期に、片倉、尾沢とともに開明社を組織して製糸技術の改良をはかり、日本の近代製糸業発展の基を築きました。
 旧林家住宅は林国蔵の宅邸として明治20年代から40年(1887-1907)代初期に、大隅流第14代の棟梁・伊藤佐久二の手により建てられました。西洋技術と伝承技術が巧みに融合した建物として知られています。
 建物は、主屋と離れの座敷、茶室、洋館に分かれ、主屋の南側には繭倉庫の形式をとどめる土蔵が並んでいます。洋式技術をとりいれながら、豊富な種類の材木をふんだんに使った豪壮かつ丁寧に造られています。
 主屋は建築面積219.03平方m、木造2階建、切妻造り、妻入の本棟造り、桟瓦葺きで、切妻造りの玄関を設けています。離れ、洋館、内蔵の穀蔵、味噌蔵とともに明治40年(1907)頃建てられたとみられ、いずれの建物も平成14年(2002)、国の重要文化財に指定されています。
旧林家住宅主屋
 主屋の2階には金唐紙(きんからかみ)という壁紙を張った部屋があります。西洋に革を使った金革紙という装飾壁紙があり、それを真似て和紙で作ったのが金唐紙です。明治・大正期に盛んに輸出された壁紙ですが、当時の金唐紙がそのまま残っているのはここだけだそうです。
旧林家住宅主屋
 旧林家住宅離れの洋館は茶室と一つの棟の中に造られています。木造平屋建で、正面に切妻造りの玄関ポーチを設けた洋式技術を巧みに取り入れた建物です。
旧林家住宅洋館
 洋館は商談に訪れた外国人をもてなすために造られたといわれています。明治40年(1907)頃建てられたとみられ、平成14年(2002)、国の重要文化財に指定されています。
旧林家住宅洋館
 旧林家住宅の外蔵は明治26年(1893)に建てられたと考えられています。切妻造り、平入、二階建土蔵造りです。また内蔵の穀蔵及び味噌蔵も、二階建土蔵造りで、いずれも平成14年(2002)、国の重要文化財に指定されています。
旧林家住宅外蔵


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